ラベル : レストア
レストアの記録を部位・要素毎に順不同で書いています。
目次
レストア前の状態
が、ウインカースイッチのノブは見当たらない。原形を知らないので折れたか取れたかはわからないけどこのままでは機能しないことだけはわかる。
ホーンのボタンは弾力がある。こっちは動きそうだ。
なんか黒だか銀だかわからない色になっている。きたない。
以前のオーナーが適当に銀色ラッカーを吹いたのかもしれない。
取りはずし
下側にネジが1本留められている。
これを外してもスイッチボックス外殻が開くだけでスイッチ全体がハンドルから取れるわけではない。
右ブレーキレバーの裏側にもう一つネジがある。
これがスイッチボックスを留めているネジだった。
この車体ブレーキハンドルが最初からなかったので苦労はなかったけど、本来ならブレーキレバーをはずさないとスイッチボックスははずせないということになる。
外殻下側のネジをはずしてあったのでボックスが分解された。
いろいろ飛び出してくるので分解しないまま取りはずすほうがいいと思う。
金具がハンドルとネジ留めされて、機構を内包したボックスがその金具にネジ留めされているという関係になっている。
構造
樹脂がスライドすることで接点が動きウインカーの左右点灯消灯をスイッチする。
その際に鉄球がくぼみにはまりクリック感を提供している。
ホーンボタンはバネで接点オフ側に押されており、ボタン押下で通電する。
これが動作の骨子。
白い樹脂からウインカースイッチのノブが生えていた痕跡があった。これが折れたためにノブが逸失したわけだ。
外殻にふたをする形で存在する金具はハンドルを貫通する形でスイッチボックス全体をネジ留めする。
ウインカーの3接点とホーンの1接点はハーネスの端に直接ベーク板に接点を設ける形で作られている。
この接点ベーク板がボックス内に設置されて用をなす。
ハーネスはハンドル立ち上がり部の穴からハンドル内を通ってステムあたりから外に出てくる。
修復
外殻
シルバーが吹いてあったので塗料をごしごし落としてオリジナルに戻す。
元々は樹脂の黒色のままだったようだ。
しかし傷だらけできたない。
銀を吹いた以前のオーナーとあんまり変わらんことをしている気がする。
金具は錆取りしたらボロボロになってきたので板金用ハンダでメッキして気休め程度の補強を施した。
サビ転換剤塗ったら前よりボロボロになって見える。でもめげない。
機構部
とりあえず全部の金属部品のサビを落とした。使い物になりそう。
ハーネスと接点。保護チューブは固くなっているものの破れもなく、接点を磨けばそのまま使えそう。
残存していたすべての部品は再利用可能そうだ。
問題はウインカースイッチのノブが逸失していることだ。
ウインカースイッチノブの製作
白い樹脂のウインカースイッチノブ破断部分の断面を見る限り2mm厚の板が生えていたと思われるので、2mm厚のアルミ平板を買ってきた。
うっすら残る破断跡を彫り込んでアルミ板を差し込んで固定する作戦。
板さえ生やせばそこにノブをつけて完成だ。
プレスカブのウインカーノブをおゆまるくんで型取りする。
レジンを流し込んでUVライトで硬化。
型もレジンもライトも100均だ。
いい時代になったなあ。
透明だから造形がよくわかんないなあ。
まあ整えればなんとかなるだろ。
ウインカースイッチノブの製作 2
ここまでの作業中ネットでいろいろ写真をあさっていると、どうもノブの形が違うような気がしてきた。
ノビオには古いモンキーとおなじスイッチボックスが使われていることが分かってきたが、なんかカブのノブより分厚い気がする。
情報を得るべく本田宗一郎ものづくり伝承館に行ってきた。
ここなら古いホンダバイクあるだろ。
うきうき作ってた完成間近のノブの形が違う。
ノビオの前世代機、リトルホンダも同じスイッチボックスだった。
ここまできたらやるしかない。
組み立て
テスターで通電も確認。
ウインカーホーンスイッチ レストア完了。
でもまだこれ新品売ってたりするんだよなあ……。
以前から整備と修理とレストアはどこが違うのか、ちょっと考えたりしてた。
掃除をしたり注油したりは整備だろう。
部品を付け替えるだけならただの修理という気がする。
今回はまぎれもなくレストアをおこなったと言ってよいはず。
失われた部位を産み出す作業を伴うのがレストアなのかな。
治ったパーツと共に真理を一つ得たのであった。
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